いろいろかくよ

私事の書き殴り


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読んだ後、「自分」を徹底的に貫きたくなる「肩ごしの恋人」

唯川恵さんの「肩ごしの恋人

(知らぬ間にドラマ化までされていた!)

読んだ後は、徹底的に自分を貫く生き方を

いいな、と思いました。

 

主人公は、萌とるり子の二人の女性です。

萌は、冷静で冷めたOL。

るり子は、美人だけが取り柄でわがままな女。

二人は5歳のころからの幼馴染です。

物語はるり子の3回目の結婚式のシーンから

始まるのだけれど、

読み始めたときは、まさかこんな展開になるとは

思わなかった!


 唯川恵さんの作品は、基本的に「女VS女」のものが多いです。

しかし、この作品は、こんなに対照的な主人公なのに、

「女VS女」ではないところが良いです。

ここが1番予想外だったかもしれません。

「自分VS仕事」「自分VS男」だったり。

安定を捨てて自分の好きなことに生きようとしている、

懸命に戦っている、そんな女の話です。

ほんとの自分を探しながら、自分の人生を切り開いています。

20代後半、小説だからでてきるような人種ではなく、

一般人と何も変わらない等身大の女性。

ふつうだから共感できる、でもマネできない。

そんな二人に魅了され、あっという間に読めてしまえました。

 

ネタバレになるか?ならないか微妙ですが、

印象的なセリフをいくつかご紹介します。

 

1.友だりがいない事を指摘されたときのるり子のセリフ

 

「いいこと教えてあげる。

女の子に人気があって、男の子に全然モテない女の子が、

世の中で一番不幸なの。」

 

共感しました。

私は見た目偏差値48ぐらいの女ですが、

これにはとても共感しました。

友だちなんかいなくても、

彼氏がいたら幸せって子、

結構いると思うんですよねえ・・・

 

2.萌が退職するときの上司のセリフ

 

「流行の服がほしいでしょう。ブランドのバッグや靴も。

旅行にも行きたいだろうし、広くて快適なマンションにも住みたいでしょう。

そういうことよ」(上司)

 

本人が嫌がっている昇進を、

あたかもお前のためを思って言ってるんだぞ!

って態度で言っているこのセリフ。

退職まではしないとしても、

仕事を断った部下に言ったことのある方や

逆に言われたことのある方も

いるんじゃないかな。

リアルでとっても印象的でした。

 

3.不倫相手にもいらないと言われた夫にるり子が言い放ったセリフ

 

「この女がいらないっていうものを、

私が欲しがると思う?私がそういう女だと思う?」

 

「自分」であることを曲げないからこそ

言えるセリフだと思います。

仕事も無いのに、

旦那さんといたらそこそこの生活ができるのに、

そんな事、関係ないんですね。

 

 

 

読んだ後は、私も仕事を辞めて、

自分のやりたいこと、に耳を傾ける時間を

もっと作ってみたいなと思いました。