いろいろかくよ

私事の書き殴り


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所詮、権力には勝てないと思い知らされる「恋人たちの誤算」

最近、唯川恵の本ばっかり読んでるな・・

上司にビジネス書をすすめられたばかりなのにw

 

今回は「恋人たちの誤算」の感想を書きます。

読み終わった後は、とにかく「権力には勝てない」

の一言しか出ませんでした。

 

唯川さんの作品は、もっと共感できる主人公が登場し、

女の嫉妬や、勝敗を決める心理戦があったりするのですが、

基本的には、やりたいことをやる、ことに

スポットライトが当たっていることが多いです。

しかし今回は、こんなにも汚い権力が勝ちを収めるのか、と

読んだ後は少し悲しくなりました。

唯川さんの本は、10冊以上読んでいるのだけれど、

こんなに胸糞悪く(言葉汚くてすいませんw)思った作品は

ありません。

 

 

主人公は、2人の女性です。

幸せな婚約を破棄してまで、自分を捨てただらしない元カレを選んだ侑里

自分の身体を使ってでも、母を見返したかった流実子

母と自分、男と自分、仕事と自分、欲望と自分

いろいろなものと向き合っているのですが、

二人とも最後は同じ権力を持った性悪の女に翻弄されて、

転落していく話です。

 

ふたりは、何度もくじけそうになったり、

我慢をしたり、躓いたり、

でも少しだけ幸せな気分になったり、

そんなことの繰り返しです。

そして最後は、同じ権力者に、社会の仕組みに

敗北してしまうのです。

 

読んでいる途中は、イライラしてしまうシーンも多くありました。

浮気相手、簡単にわかるでしょう。

弁護士事務所に勤めていたのだから、サインには冷静になりなさいよ。

深読みしたら、おかしな場面は多々あったはず。

主人公は25歳なので、これから頑張って人生やり直していくのでしょう・・・。

 

なぜ、そんな道に進んでしまうのか!と、

珍しく共感できなかった主人公たちでした。

侑里は、結局実家に帰るんだろうな・・・。

バツついてないし。

流実子は・・・しばらく仕事もなく、彼女のこれからが一番苦労しそうだ。