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栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリングのやり方

栄養ケア計画を作成する際に必須の「栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリング」。

しかし、書類を見ただけでは具体的にどうしていいか分かりにくいですよね。

 

今回の記事では栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリングの一連の流れについてまとめてみましたので、参考にしてください。

 

 

 なお、栄養ケア計画作成の一連の流れも別記事でまとめていますので、ぜひ、あわせて参考にしてください。

 

www.pekolog.com

 

栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリングは全部同時に!

介護報酬の解釈や栄養ケアマネジメントの規則を読むと「管理栄養士は中リスク判定の人に対して月1回栄養スクリーニングを行いなさい」や「高リスクの人は2週間に1会栄養スクリーニングを行うこと」といった文言を見かけます。

 しかし、栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリングは切っても切り離せない業務です。

 そのため栄養スクリーニングだけをやっても意味がないので、栄養スクリーニングを行いなさいという指示があれば、栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリングまで一連の流れとして行いましょう。

 

次に、それぞれの用語の意味を解説します。

 

栄養スクリーニングとは

「スクリーニング」とは「審査」「選考」「ふるい分け」といった意味で用いられる言葉です。

つまり、今の栄養状態をふるい分けるという作業が栄養スクリーニング。

 

栄養スクリーニングを行う際は公式の書式を使うと便利です。

書式を埋めたら栄養スクリーニングは完成します!!

一部作り変えていますが、私はほぼこのまま書式を活用しています。

 

栄養スクリーニングの結果にあわせて、次のようにリスクを判定します。

 

項目・リスク

低リスク

中リスク

高リスク

BMI

18.5以上

18.5未満

 

体重減少率

変化なし

1か月、3か月、6か月で

3%以上の体重減少

1か月で5%以上

3か月で7.5%以上

6か月で10%以上  の体重減少

血清アルブミン

3.6g/dL以上

3.0~3.5g/dL

3.0g/dL未満

食事摂取量

76~100%

75%以下

 

栄養補給法

 

経腸栄養・静脈栄養

 

褥瘡

 

 

褥瘡有

 

リスクは、1つの項目でも当てはまれば悪いリスクへと判定します。

例えば

「BMI20、食事6割摂取、褥瘡あり」の利用者さんは高リスクへと判定します。

 

栄養アセスメントとは?

「アセスメント」と「客観的に評価すること」をさします。そのため、栄養スクリーニングを行った結果、データの評価を行います。

 

書式には、下のほうに「評価・判定」という項目があります。栄養スクリーニングを行った結果の判定やそのように判定した理由や評価を記入しましょう。

 

栄養アセスメントができたら、総合評価を行います。書式では、「改善」「改善傾向」「維持」「改善がもとめられない」の評価になっていますが、そんな言葉だけでは表現できないこともありますので、私はコメントを入れています。

 

こうすることで、今の栄養ケアについて、維持でよいのか、改善しないといけないのかetc...を評価することができます。

 

栄養モニタリングとは?

モニタリングとは「監視・観察すること」です。

つまり、栄養スクリーニングで判定し、栄養アセスメントで評価し、それを続けて行って観察していきましょうね、ということ。

 

始めに「栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリング」は切っても切り離せない業務と言いましたが、意味が分かれば切っても切り離せない理由が見えてくると思います(*^-^*)

栄養ケア計画を作成するためには栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリングが必須!

 

栄養ケア計画を作成するためには低栄養リスクの判定が必要であること、栄養スクリーニングの結果をふまえてアセスメントを行った内容の計画の必要があることから、栄養ケア計画を作成する際には必ず「スクリーニング・アセスメント・モニタリング」を行いましょう。

 

本来、低リスクの方は3か月、中リスクの方は1か月、高リスクの方は2週間に1回の栄養スクリーニングを行っているため、イレギュラーな対応はあまりないのですが…

 

例えば、低リスクの方が区変をかけたため、計画を再作成することになったという場合(施設によって再作成する・3か月ごとで変えない等あると思いますが)、本来の1クールである3か月を待たずに栄養ケア計画を作成することがあると思います。その際は、栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリングを3か月待たずに行い、栄養ケア計画を作成するのが本来の形です(^^♪

 

不安なら1冊本を持っておくと便利かも!

不安なら書籍を1冊持っておくとよいでしょう。

加算算定のために漏らしてはいけないことと、栄養ケアの中身についてがバランスよく書かれていると思う本がこちらです。

 介護保健制度や具体的な栄養ケアがバランスよく書かれています

書籍はどうしても介護報酬のことが落とされがちで理想的な栄養ケアしか書かれていない!ってものも多いのですが、この本は結構良書でした!

 

さいごに

栄養ケアマネジメントの中で必須となる、栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリングについて解説しました。

学校では詳しく学ばないまま現場で初めて行い「え!?管理栄養士なのに知らないの?」といわれて困ってしまう方もいらっしゃると思います。

そんな方の参考になっていれば嬉しいな(^^)/